有名人の英語ライフ!

英語力は表現の幅や活躍の場を広げていく上で重要なスキルのひとつです。このコーナーでは英語というツールを使ってチャレンジを続ける様々な著名人にインタビューし、英語にまつわる経験談や学習者の皆さんに向けたメッセージをご紹介します。

vol.1:JON KABIRA ジョン・カビラさん/英語を通して見ると、世界はいろいろな刺激に溢れています。

<プロフィール>
1958年沖縄県生まれ。
88年のJ-WAVE開局からナビゲーターを務め、現在はテレビ番組やCMなどの出演も多数。
大のサッカーファン。趣味は料理。
●主な活動・レギュラー(2006年8月現在)
ラジオ:J-WAVE「GOOD MORNING TOKYO」
テレビ:フジテレビ「すぽると!」、NHK「英語でしゃべらナイト」、フジテレビ「アナザーヒーロー」
その他、ゲーム:「実況ウィニングイレブン シリーズ」(コナミ)の実況、CM出演、映画の吹き替えなど
多角的に活躍中。

コミュニケートしたいという気持ちに素直になること。

ラジオの仕事をする前は、レコード会社で海外アーティストのプロモーションなどをしていたんですが、そこでは英語が仕事の武器になりました。海外出張でも通訳の方を介さないで話ができるわけですから、人脈もできてきます。やっぱり世界は広がりますね。

ただ、必ずしも語学が堪能である必要はないんですよ。当時一緒に仕事をしていた人たちもそうでしたが、日本の中学レベルの英語で充分コミュニケートできます。秘訣は物怖じしないことでしょうね。ブロークンな英語でも、まず、しゃべってみることです。相手が早く喋りすぎているなら「もう少しゆっくり話してください」と言えばいいし、聞き直すことも何も恥ずかしいことではないですからね。大切なのはコミュニケートしたいという気持ちに素直になることですね。

自分の「興味のあること」が世界へのトビラ。

J-WAVEで番組を始めて16年、ずっと、英語でインタビューするコーナーがあるんですが、それを聞いて「もっと知りたい」と思って英語を学習し、留学されたリスナーの方が何人もいるんですよ。送り手としても嬉しい限りです。いやあ、何がきっかけになるかわからないですね。目を開けて、耳を澄ましていれば、チャンスに出会える。誰でもきっと、興味のある方向に一歩踏み出すだけで、世界は広がるんです。それは、留学とか大きなことでなくてもいい。例えば、インターネットの共通言語は英語ですから、自分が興味あることを英語で探してみるだけでもいい。

例えばサッカーファンなら、同じチームを応援している他の国の人が何を考えているかなど、興味深いですよね。BBSやチャットで、文化も育ちも全然違う人に出会えたり。音楽でも料理でもアートでもいい。興味のあることを英語を通して見ると、世界はいろんな刺激に溢れているんですよ。インターネットなら気軽ですよね。

私も「世界は広いな」と楽しんでます。例えば、先日発見したんですが、米国の五大湖でサーフィンしている人が、何と2,000人位もいるらしい。サーフィンは普通海でするものですよね。思ってもみなかった「ええっ!」という発見の楽しさ、それを人に伝える楽しさというのは、誰もが生まれ持っている感覚です。そんな単純な、生理的に楽しいことにも出会えます。また「日本ではこう言われているけどホントにそうなの?」と、調べてみるといろんな視点に出会えて、考えるきっかけになりますよね。

現在地を知り、未来を知る。そして、その先へ。

英語の学習に関して言えば、高校受験や大学受験、資格試験とは違う物差しで自分の英語のチカラを知るのは大切だと思います。いろんな物差しでみると、自分の弱いところ、強いところ、全体像が見えてくる。現在地がわからないと地図も読めないですし、面白い場所に行こうと思っても、どう進めばいいのかわからないですよね。
現在地を知り、世界を見渡せれば、将来像の描き方もきっと変わってくるはずです。

もう一歩踏み込んで、トビラを開こう!

「知ること」というのは「自由」につながると思うんです。「知識は自由を得る最大の武器」だと思う。英語に限らず使える言語が広がっていくと、もっと自由になる可能性が高くなると思います。

とにかく何かピンと来ることがあれば、もうちょっとそれを開けてみようよ、と応援したいですね。それが、英語によってさらに広がるトビラであれば、もう一歩踏み込んで学んでみようよ、と。その先にはもっといろんなトビラが待っているはずです。
これから先、日本はもっと開かれて、世界につながる道ももっともっと広がっていくでしょう。いまのうちから視野を広げておけば、さらに楽しい将来を見つけられると思います。

世界はいろいろな刺激に溢れています。トビラは「興味のあること」でいいんです。
英語や語学は、その世界につながるトビラを開く基礎になるはずです。楽しみながら頑張ってください。

※このコーナーの記事は、TOEIC運営委員会が発行する中高生向け英語コミュニケーション情報紙
「Enjoy!」の中で過去に掲載したものです。