レベルアップ道場

TOEICテストを上手に活用して英語力をレベルアップしていくためのマインドセットを英語トレーニングのエキスパート千田先生がコーチ。
これから始める人も、途中で迷っている人も必見!

step1 目的の確認→step2 現在地の確認→step3 目標の設定→step4 学習スタート!

千田潤一(ちだ じゅんいち)

step3 目標の設定

あなたの目標はどのレベルですか?

英語を学ぶ目的によって、目指すべき目標も異なりますが、一例をご紹介します。例を見て目的が明確になったら、それをTOEICスコアに置き換えましょう。そうすることで現在地と目的地までの間にどのぐらいの距離があるかがイメージしやすくなります。この際、長期的な目標と、比較的短期間で達成できそうな目標(第一ステップ)の二つを設定することをお勧めします。最初の目標としてはTOEICスコア100点アップぐらいが妥当でしょう。

会話レベル(TOEICスコア470点)

「片言でもいいから何とか会話したい」という方は、最低でもこのレベルを目標にしましょう。これは、ホテルのフロントでの会話をこなすような決まり文句の会話レベルです。英語を使うのが、例えば年に数回の海外旅行程度という方でも、この470点位の力がないと、決まり文句もでてこないでしょう。

出張レベル(TOEICスコア600点)

「通訳をつけず一人で海外に行き、最低限の打ち合わせをしたい」という方は、まずこの辺を目標にしましょう。TOEICスコア600点は、使える英語の入り口といわれていますが、まだ本格的な商談は難しいレベルです。就職を目指す学生さんも、まず600点をクリアしておくと、採用時のアピールポイントになるでしょう。

駐在レベル(TOEICスコア730点)

「海外に駐在して、何とか商談をこなしたい」という方は、この辺が目標になるでしょう。プレゼンテーションはできても、その後の質疑応答では冷や汗の連続というレベルです。文部科学省は730点を英語教員の目標としていますので、英語教員の皆さんはこのレベルは突破しておきましょう。

セミプロレベル(TOEICスコア860点)

「翻訳者、通訳者など英語を使った仕事をプロとして選びたい」という方は、まずはこの辺が最低限の目標になるでしょう。TOEICスコア860点はプロレベルというより、セミプロレベルです。“英語を学ぶというより、英語で学ぶレベル”と考え、英語を大量にINPUT・OUTPUTすることが大切です。

プロ通訳者レベル(TOEICスコア950点)

プロの通訳者でTOEICスコア950点以下の通訳者はほとんどいません。このレベルはプロになるための本格的トレーニングを開始するレベルです。TOEICスコア950点はプロへの第一歩といえそうです。プロを目指さない方にとっては、“書く英語”の仕上げに入るレベルと言っていいでしょう。

(注)この表は目安として著者が作成したもので、ETS、(財)国際ビジネスコミュニケーション協会が作成したものではありません。著者自身の学習経験や、著者による企業等での研修経験をもとに作成したものです。目標スコアを考える際の参考としてご利用ください。

皆さんは、いつトレーニングしますか?

「英語は必要、目標も決まった。でも時間がない」という声をよく聞きますが、忙しい人ほど、時間の作り方が上手です。時間を作っている人の共通点は、英語は机に向って勉強するものというこだわりを捨てていること。通勤時間・待ち時間・ながら時間などの細切れ時間を上手に使っています。朝夕の通勤時間に、ポータブルオーディオプレーヤーで英語を聞く。昼休みの15分を中学教科書の音読筆写の時間に使う。家でご飯を食べながら英語のニュースを聞く。これだけでも楽に1日1時間取れます。
時間が取れないときは、場所を決めればいいでしょう。時間が無いといっても、人間は生きている限りどこかに存在していますから、時間が取れないなら場所を決めるという発想に代えてみましょう。

皆さんは、1日どれだけトレーニングしますか?

TOEICスコアを100点伸ばすには、ネイティブスピーカーによる英会話研修で300時間前後かかるというデータがあります。自己学習のみでも同程度の時間はかかると思っていいでしょう。
「なるべく時間をかけずに英語をモノにしたい」と言う声をたくさん耳にしますが、数時間や数十時間ではとても無理です。時間をかけずにモノにしたいという幻想は1日も早く捨て、自分の目標到達に必要な時間を決めましょう。
1年365日あります。仕事やプライベートな出来事で65日は英語トレーニングができないとしても、年間300日です。1日1時間やれば、年間300時間となりTOEICスコア100点UPが十分可能なトレーニング時間に到達します。1日1時間ずつ1年300時間でTOEICスコア100点UP・・・このあたりが、無理なくトレーニングを続けるちょうどいい目安になるでしょう。

皆さんは、いつまでに目標を達成しますか?

「期限のない目標は目標にあらず」といいます。“いつまでに”という期限があると、やる気が出てきませんか?皆さんは、「来年の1月は受験だ、それまでにこの参考書を3回やろう!」という形で、自分自身にハッパをかけたことがありませんか?
自らが期限を設定すると、心に化学変化がおきます。期限は、何かの記念日がいいでしょう。大切な人の誕生日などです。心のどこかに、「あの人に喜んでもらおう」という気持ちがあると、応援歌が聞こえてくるような気がして、元気が出ることがあります。みなさんの大切な人は誰ですか?その人の何かを、皆さんの目標到達の期限にしてみませんか?



step1 目的の確認 step2 現在地の確認 step3 目標の設定 step4 学習スタート!