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「社内英語部プロジェクト」の仕掛け人、関口雄一さんにインタビュー!

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「社内英語部プロジェクト」の仕掛け人、関口雄一さんにインタビュー!

profile215.gif関口雄一さん

 

株式会社グローバルブルー代表取締役社長。大学卒業後、リクルートの人材採用領域のコンサルタントとして勤務。

ベンチャー企業の役員を経て、グローバルブルーを設立し、法人・個人向けの英語研修プログラムの開発、導入などを手掛ける。

標準的な英文法と、使用頻度の高い1500の単語を使う英語術「グロービッシュ」を広める活動でも知られる。

著書に『時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法』(国際語学社)などがある。

英語部

第3回:
忙しさに負けない!
「社内英語部」のノウハウで英語を積極的に学び、グローバル化を乗り切る

企業内に作った英語サークルで、社員たちが切磋琢磨しながら学ぶ「社内英語部プロジェクト」をご紹介してきたこの連載。第1回と第2回では、同プロジェクトのユニークな取り組みと、その効果をお伝えしました。最終回となる今回は、多忙なビジネスパーソンが効率的に英語力をアップするための方法や、TOEIC Program各種テストの活用法などについて、社内英語部の発案者で、英語学習コンサルタントの関口雄一さんにおたずねします。

■誰もが英語力を求められている

最近、企業に英語分野のコンサルティングを行っていて特に感じるのが、全社員の英語力の底上げを目指す会社が多くなってきているということです。

少し前までは、一部の社員がレベルの高い英語を使えればよかったのですが、企業のグローバル展開が加速するなかで、今では誰もが一定の英語力をもつ必要に迫られているのですね。国内のみで仕事を完結できる時代は終わりつつあり、もう待ったなしと言えるでしょう。

社員に求められるスキルも、これまでの「聞く」「読む」という受信中心の英語力から、海外と積極的にコミュニケーションできる発信力も兼ね備えたものに変わってきています。ビジネスパーソンは、これらのスキルを忙しい業務の合間に身に付ける必要があるのです。

■「完璧な英語」ではなく、「十分な英語」を目指す

このインタビューの第1回でもお話ししたように、私は会社員時代、仕事の打ち合わせで急に英語で話さなければならない状況になり、まったく言葉が出てこないという体験をしました。でも、この失敗があったことで、英語学習に対する意識がガラリと変わりました。「ネイティブスピーカーのように完璧に話せなくてもいい。とにかく、実際に仕事で使える英語力を身に付けよう」と考えられるようになったんですね。「仕事のための英語」を学ぶうちに、非ネイティブが主流の国際ビジネスの場では、とにかくシンプルで、分かりやすい英語が求められていることも知りました。

ビジネスパーソンが英語学習に使える時間は限られていますが、同時に、時間をかけて幅広い知識を積み上げる必要もないといえます。業務で使う範囲の英語力を身に付ければよいのですから、私が英語学習についてカウンセリングさせていただく方には、「試験管のように、入口の幅は狭いけれど、ある程度の深さがある英語力を目指しましょう」と申し上げています。限られた時間で、プールに入っている水のように大量の知識を身に付けようとすると、学習をやめたくなってしまいますからね。

たとえば、今週は名刺交換のフレーズだけ、来週は取引先に行ったときの受付での会話だけというように、まずはビジネスに特化して、英語で話せることを増やしていけばいいのです。これは、私が企業に提案している「社内英語部」の手法でもあります。

■効果的な学習法を探したら、社内英語部にたどり着いた

私自身、英語をもう一度学ぶにあたり、自分が英語を使う可能性のある場面を考えて想定問答を作りました。そして、それを自分の声で録音して繰り返し聞き、リピートするという練習をやっていました。

会社の同僚を毎週誘って、ペアでの学習も行っていましたよ。想定問答を丸暗記して、仲間とロールプレイングして、確実に頭に入れる――という、とにかく英語を話す練習をするよう心掛けていました。振り返ってみるとこれが社内英語部の原型だったかもしれません。

TOEIC L&Rの各種公式問題集は、ビジネスシーンを想定した問題がたくさんあるのでよく使いましたね。リスニングパートなら、ただ聞くのではなく、問題の音声スクリプトを音読していました。

英語部や学習グループで公式問題集を解くなら、進行役を買って出るとか、英語力の高い方なら教える立場になってみるとか、とにかく問題に能動的にかかわるのが英語力を効率的にアップさせる近道だと思いますよ。

 

●関口さんおすすめの公式問題集など、TOEIC公式教材の詳しい内容はこちらでご覧いただけます。 

■ビジネスパーソンの「時間がない!」をカバーするために


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繰り返しになりますが、忙しいビジネスパーソンが効果的に英語学習を進めるコツは、環境作りです。英会話のレッスンや、外国人が集まるパーティーなど、特別な場所に行かなくても、英語に触れる機会が常にあるという状態にもっていくのです。

ひとつは、英語部のようなグループに入ったり、一緒に学ぶ仲間を作ったりして、学習を続けるための仕組みを整えること。そして、もうひとつは、スマートフォンなどのモバイルツールを駆使して、スキマ 時間に学習できる環境を整えることです。

この2つは両輪で、どちらが欠けてもうまく機能しません。1人では、どうしても「忙しいから、また今度にしよう」となってしまい、学習が続かない方が多い。英語部の部員や学習仲間に、「今週は、スマホに録音した自己紹介スクリプトを聞いて暗唱します」と宣言してみましょう。英語部や仲間を、スキマ 時間を使った個人の学習を進めるための「ゆるやかな強制力」にするのです。もちろん、英語部での学習自体が有効なのは、いうまでもありません。

■TOEIC Programは戦略的に活用する

ここまでお話ししてきたような具体的な学習法と同じくらい、ビジネスパーソンの方からは、TOEIC L&Rの効果的な学習への取り入れ方を、よくたずねられます。

TOEIC Program各種テストには、①現在の英語力を客観的に確認できる、②英語力を対外的に証明できる、③自分の英語力の強い部分と弱い部分を考察できる――という3つの役割があると思います。

たとえば、ダイエットなら、最初に現在の体重を把握し、目標体重を決めますよね。英語も同じで、まずは、今の英語力を客観的に知ることが大切です。そして、せっかくの英語力をTOEIC L&Rスコアという形で証明すべきです。キャリアアップにしろ、転職にしろ、英語力の証明は必ず役立ちます。

次に、テスト結果が届いたら、「聞く」「読む」「話す」「書く」という英語の4技能のうち自分に不足しているものは何かを考察して、その後の学習の参考にする。このように、TOEIC L&RやTOEIC S&Wを戦略的に活用してください。

■英語を「発する」ことで、聞く力、読む力のアップにもつながる

英語の4つの技能のうち、どれから学習すればよいかという質問も多いですね。4技能は、それぞれが独立したスキルではなく、関連していますから、「リスニング力をアップしたいので、今は英語を聞く学習に集中しよう」という風に、学習分野を限定する必要はありません。聞くための学習でも、英語を「発する」ことは重要です。自分が話せる英語は、ちゃんと聞き取れるのです。

そういう意味では、TOEIC S&Wに向けて学習することは、聞く力、読む力のアップにもつながるともいえます。TOEIC L&RとTOEIC S&Wを交互に受けてみるなど、両方をうまく学習に取り入れていただきたいですね。

英語は、みなさんの能力をさらに効果的に発揮するための手段に過ぎません。いたずらに「英語は難しい」「話すのは無理」と考えるのをやめ、今、必要とされている範囲に限定した英語力を素早く、確実に身に付けるようにしてみましょう。そのために、英語部のような仕組みをどんどん役立ててください。

関口雄一さんからの
TOEIC® Listening & Readingスコア別学習アドバイス

関口雄一さんからTOEIC L&Rスコア別に学習アドバイスをいただきました。

英語を学ぶ多くのビジネスパーソンのコンサルティングを手掛けている関口さんならではの、具体的なアドバイスです!

関口雄一さんからのTOEIC L&Rスコア別学習アドバイス
395点以下

【TOEIC® Listening & Readingスコア10~395点の方へ】
非ネイティブスピーカーの英語を聞いてみましょう!

「英語は苦手だ」「英語は難しい」と思ってしまっていませんか?そんな英語に対する苦手意識を克服するための方法として、日本人を含め、非ネイティブの英語を聞いてみることをおすすめします。たとえば、海外で活躍する日本のスポーツ選手がインタビューで話している英語を聞いてみてください。簡単な単語や言い回しだけを使い、ネイティブのように流ちょうではありませんが、十分通じることが分かります。

世界の英語人口のうち約7割は非ネイティブとされ、英語による国際コミュニケーションの場では非ネイティブが主流となっています。ネイティブの英語を目指す必要はなく、まずは「ちょっと英語ができる人」を目指せばいいのです。「英語学習はそれほど大変ではない」と肩の荷を下ろしましょう。


400~695点

【TOEIC® Listening & Readingスコア400~695点の方へ】
アウトプット重視の学習法に切り替えましょう!

使える英語を身に付けるために欠かせないのは、英語を発することです。加えて、何と言っても英語学習は、実際に英語を話したり、書いたりするほうが楽しめます。インプットである聞くため、読むための学習も、能動的なアウトプットの学習法に切り替えましょう。

具体的には、リスニングなら音声をただ聞くのではなく、その英語を書き出すディクテーションをやってみてください。スクリプトのある音声教材でディクテーションを2~3回やったら、スクリプトと照らし合わせて、聞き取れなかった単語やフレーズを確認します。一言一句聞き取れるまで繰り返す必要はまったくありません。根をつめ過ぎるとつらくなり、やめたくなってしまうのが人間。まずは、学習を続けることを優先させましょう。

700~795点

【TOEIC® Listening & Readingスコア700~795点の方へ】
自分の話す英語を録音して聞いてみましょう!

「英語はある程度読めるし、聞けるけれど、話せない」という方が多い層です。そんな方は、会話練習用の想定問答などの英文を自分の声で録音しましょう。スマートフォンの録音機能を使うと便利です。この音声を電車の待ち時間などに聞いてください。自分の英語を聞くと最初はがっかりしますが、客観的に聞いてみることは重要。聞くだけでなく、自分の声をシャドーイングしましょう。何度かシャドーイングした後、同じ内容をもう一度録音し、また聞くということを繰り返すと、だんだん上達します。

また、このレベルの方は迷わずTOEIC S&Wに挑戦してください。聞いて読むための学習から、話して書くための学習にシフトすることが、モチベーション維持に有効です。


800点以上

【TOEIC® Listening & Readingスコア800~990点の方へ】
英語で論理的に話すトレーニングをしましょう!

このレベルの方からは、実際に英語を使う機会がないという話をよく聞きます。そういう方は、決められたテーマについて英語でディスカッションするグループに参加してみてはいかがでしょうか?

インターネットで検索すると、朝の出勤前の時間などを利用して開かれている、英語でのディスカッションを目的とした会が複数、見つかります。こうした会を論理的な英語を話すトレーニングの場にしましょう。

お住まいの地域などの事情で参加が難しいという方は、TOEIC S&Wを受けてみてください。英語を発する機会が得られることに加え、イントネーションやアクセントなど、普段はなかなかチェックできない視点から、あなたの英語を客観的に評価してもらえます。

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