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「社内英語部プロジェクト」の仕掛け人、関口雄一さんにインタビュー!

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ビジネスパーソンのための新しい英語学習法

「社内英語部プロジェクト」の仕掛け人、関口雄一さんにインタビュー!

関口雄一さん関口雄一さん

 

株式会社グローバルブルー代表取締役社長。大学卒業後、リクルートの人材採用領域のコンサルタントとして勤務。

ベンチャー企業の役員を経て、グローバルブルーを設立し、法人・個人向けの英語研修プログラムの開発、導入などを手掛ける。

標準的な英文法と、使用頻度の高い1500の単語を使う英語術「グロービッシュ」を広める活動でも知られる。

著書に『時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法』(国際語学社)などがある。

英語部

第1回:
「社内英語部」がビジネスパーソンの英語学習を変える!

「英語を学習したいけれど時間がない」「学習が続かず、途中で挫折してしまう」――。

多忙ななかで英語を学ぶビジネスパーソンにとって、時間の確保と学習の継続はひとつのテーマ。そんな悩みを解決しようという試みが、企業内に英語学習グループを作り、社員たちが学生時代の部活動のような雰囲気で学ぶ「社内英語部プロジェクト」です。このプロジェクトを提案しているのが、グローバル化を進める企業やビジネスパーソンに英語分野のコンサルティングを行っている関口雄一さん。英語部の効果やビジネスパーソンの英語学習のコツなどについて、3回にわたって語っていただきます。

■英語学習を続けるための“ゆるやかな強制”。それが社内英語部

多くの企業の英語研修にかかわるなかで、効果的な学習法への切り替えはもちろん、学習を継続するための仕組みが重要だということを痛感したのが、「社内英語部プロジェクト」を立ち上げた直接のきっかけです。

日々、仕事に追われるビジネスパーソンにとって、1人で学習を続けることは本当に難しいんですね。どうしても「今日は忙しいからやめよう」「明日でいいや」となり、結局は学習をやめてしまう方が多い。

ゆるやかな強制といいますか、一緒に学ぶ仲間がいて、みんなで時間を調整して集まるとなれば学習は続けやすいので、そういう仕組みを作りたいと思ったのです。

■仕事で英語がまったく話せなかったときの衝撃と気付き

実は、このプロジェクトの背景には、私自身が英語で恥をかいた経験もあります。リクルートに勤めていたとき、打ち合わせの場に突然、外国の方が出てこられたことがあるんです。

当時は英語をかなり勉強していて、それなりの英語力があるつもりだったのに、見事にひと言も話せなかった。でも、打ち合わせの後で落ち着いて考えると、使うべきだった英語のフレーズや単語がどんどん頭に浮かんできて、愕然としました。

そのときに、「自分は話すことに慣れていないんだな。英語を話す機会を作らなければいけないんだな」ということに気付いたのです。普段、仕事やプライベートで英語を使う機会はありますか?少ない方も多いのではないでしょうか。このことも、ビジネスパーソンに身近で英語を使える環境を用意するという、社内英語部のコンセプトにつながっています。

使える英語を身に付けるポイントは、とにかく「発する」場を多くもつことです。練習を繰り返せば、スポーツと同じで無意識に口が動くようになってくる。多くの方に欠けているのはこの練習の部分なのです。

■部活の進行役は英語講師ではなく部員自身

規模としては5人~10人の英語部が多いですね。年齢も20歳代からベテランの方までさまざま。主に、学習が続かないことに悩んでいらっしゃる方や、学習機会を自分ではなかなか作れないという方が入部してきます。

実際に部を立ち上げる際、当社が研修を提供している企業なら、部活のリーダーに適した方を推薦することが多いです。リーダーには、ファシリテーター(調整役、司会進行役)として、お渡しするマニュアルに沿って司会進行をしていただきます。マニュアルには学習の進め方の手順をすべて書いてあるので英語講師はいりません。また、ファシリテーターは必ずしも英語が得意である必要はないのです。

講師などのプロではなく、部員自身が部活を運営する形にこだわったのは、そのほうが主体的に学習できるからです。プロによる英語研修の受講はもちろん意味のある学習法ですが、どうしても受け身になってしまいがち。通常の研修にプラスする形で、英語部のような主体的な学習の場をもつことが有効だと考えました。

部員が社内英語部で学習を始める前に記入する「大人の学習計画書」。
これによってゴールの「見える化」が可能。
(株式会社グローバルブルー「英語部ファシリテーターズ・ガイド」より)
大人の学習計画表

■ゴールとそこに到達するまでの道のりが見通せれば、人は走れる

英語部ではまず、なぜ入部してきたのか、英語学習のゴールを明確にするところから始めます。英語力を上げることでキャリアアップしたいのか、海外旅行を楽しみたいのか、目的は人によって違ってかまいません。その目的を達成するためにはどれくらいの英語力が必要なのかを把握するところからスタートするのです。学習は漠然とやっても続きませんが、ゴールを「見える化」すれば、モチベーションは上がります。いつまでにゴールに到達するかを決めるのも大切です。

英語はあくまでも手段であって、それ自体が目的ではありません。英語力を身に付けることで何を達成したいのか、意識することがポイントなのです。

■部活以外で行う“自主トレ”を宣言することで、さらにやる気をアップ

英語部では、とにかく英語を発するトレーニングに重点を置いています。たとえば、ペアになって、電話応答など特定の場面の想定問答を繰り返したりするんですね。TOEIC公式問題集も使っていて、付属のCDで英語の音声を聞いてディクテーションしたり、リピーティングしたりしていますよ。

部活の頻度は週1回~2回程度で、1回の活動時間は約1時間。マニュアルに基づくメインの学習は30分程度で、学習の前後30分は、お互いの学習の進捗状況を共有する時間です。部活の冒頭では1週間でどんな学習をしたかを順番に報告します。それに対して、ほかの部員は必ず「ワーッ」と拍手をするんです。

部活の最後には、「単語を10個覚える」など、次回までの1週間で何をするかを具体的に宣言します。ほかの部員は「がんばってください」と声を掛けるのがルール。やってみると分かりますが、「がんばってください」と言われると、なんだか新鮮で、うれしいんですね(笑)。不思議と、「がんばろう」と学習を続けるサイクルに入れます。何より、「これをやる」とみんなに言ってしまっていますから、部活以外でも学習せざるを得ないのです。

大の大人が、学生の部活のような雰囲気を作れるのかと思われるかもしれませんが、これが意外と大丈夫。最初は照れ臭そうにしている部員のみなさんも、すぐに懐かしい部活のノリを思い出されて、「がんばれ~!」なんて声を掛けあっていらっしゃいますよ。

 

●社内英語部で使っている問題集など、TOEIC公式教材の詳しい情報や効果的な使い方はこちらでご覧いただけます。

■必要なのは、ともに学ぶ仲間と主体性

英語部のよいところは、「つまらない」「苦しい」と感じていた英語学習を楽しいものに変えられること。加えて、多くの方の悩みである「学習の継続」を実現できる点です。学習を続けるのは1人では大変ですから、必ずしも部活でなくてもよいので、英語学習の仲間を作ることをおすすめしたいですね。

たとえばTOEIC L&Rの各種公式問題集などを使って、「今日はディクテーション」「今日は音読」などとテーマを決めれば、マニュアルがなくても学習を進めることができますよ。

身近な学習環境作りとしては、モバイルツールの活用も有効です。毎日、英語の穴埋め問題が送られてくるメールマガジンに登録し、ちょっとした空き時間にスマートフォンで解いたり、単語を学ぶアプリを入れたり、スキマ時間に無理なく学べる仕組みを作ってみましょう。

英語は受け身ではなく、主体的に学習することで身に付くのです。

 

●スキマ時間に最適。スマートフォン用の無料英語学習アプリ『TOEIC presents English Upgrader』『TOEICカレンダー』はこちらから。

次回は、英語部の部員に起きた変化などについて、たっぷりと語っていただきます。

関口雄一さんからの
TOEIC® Listening & Readingスコア別学習アドバイス

関口雄一さんからTOEIC L&Rスコア別に学習アドバイスをいただきました。

英語を学ぶ多くのビジネスパーソンのコンサルティングを手掛けている関口さんならではの、具体的なアドバイスです!

関口雄一さんからのTOEIC L&Rスコア別学習アドバイス
395点以下

【TOEIC® Listening & Readingスコア10~395点の方へ】
非ネイティブスピーカーの英語を聞いてみましょう!

「英語は苦手だ」「英語は難しい」と思ってしまっていませんか?そんな英語に対する苦手意識を克服するための方法として、日本人を含め、非ネイティブの英語を聞いてみることをおすすめします。たとえば、海外で活躍する日本のスポーツ選手がインタビューで話している英語を聞いてみてください。簡単な単語や言い回しだけを使い、ネイティブのように流ちょうではありませんが、十分通じることが分かります。

世界の英語人口のうち約7割は非ネイティブとされ、英語による国際コミュニケーションの場では非ネイティブが主流となっています。ネイティブの英語を目指す必要はなく、まずは「ちょっと英語ができる人」を目指せばいいのです。「英語学習はそれほど大変ではない」と肩の荷を下ろしましょう。


400~695点

【TOEIC® Listening & Readingスコア400~695点の方へ】
アウトプット重視の学習法に切り替えましょう!

使える英語を身に付けるために欠かせないのは、英語を発することです。加えて、何と言っても英語学習は、実際に英語を話したり、書いたりするほうが楽しめます。インプットである聞くため、読むための学習も、能動的なアウトプットの学習法に切り替えましょう。

具体的には、リスニングなら音声をただ聞くのではなく、その英語を書き出すディクテーションをやってみてください。スクリプトのある音声教材でディクテーションを2~3回やったら、スクリプトと照らし合わせて、聞き取れなかった単語やフレーズを確認します。一言一句聞き取れるまで繰り返す必要はまったくありません。根をつめ過ぎるとつらくなり、やめたくなってしまうのが人間。まずは、学習を続けることを優先させましょう。

700~795点

【TOEIC® Listening & Readingスコア700~795点の方へ】
自分の話す英語を録音して聞いてみましょう!

「英語はある程度読めるし、聞けるけれど、話せない」という方が多い層です。そんな方は、会話練習用の想定問答などの英文を自分の声で録音しましょう。スマートフォンの録音機能を使うと便利です。この音声を電車の待ち時間などに聞いてください。自分の英語を聞くと最初はがっかりしますが、客観的に聞いてみることは重要。聞くだけでなく、自分の声をシャドーイングしましょう。何度かシャドーイングした後、同じ内容をもう一度録音し、また聞くということを繰り返すと、だんだん上達します。

また、このレベルの方は迷わずTOEIC S&Wに挑戦してください。聞いて読むための学習から、話して書くための学習にシフトすることが、モチベーション維持に有効です。


800点以上

【TOEIC® Listening & Readingスコア800~990点の方へ】
英語で論理的に話すトレーニングをしましょう!

このレベルの方からは、実際に英語を使う機会がないという話をよく聞きます。そういう方は、決められたテーマについて英語でディスカッションするグループに参加してみてはいかがでしょうか?

インターネットで検索すると、朝の出勤前の時間などを利用して開かれている、英語でのディスカッションを目的とした会が複数、見つかります。こうした会を論理的な英語を話すトレーニングの場にしましょう。

お住まいの地域などの事情で参加が難しいという方は、TOEIC S&Wを受けてみてください。英語を発する機会が得られることに加え、イントネーションやアクセントなど、普段はなかなかチェックできない視点から、あなたの英語を客観的に評価してもらえます。

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